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スイッチとPS4どっちを買えば良い?買って後悔しないための比較検証

どちらかを買うならどちらを買うべき?

ゲーム機の購入を検討しているが、どちらを買えば良いのか決断しきれていない方の為に、両方を所持している私がスイッチとPS4を徹底比較していきます。購入検討の材料にどうぞ。

レビュー者:私のスペック

年齢:30

性別:男

ゲーム歴:30年

家族:子持ち

生まれた時からゲーム機のある家庭に育ち、それ以来ゲームが好きな子供のまま大人になりました。

今でもゲームはバリバリやっているし、子供とプレイ一緒にプレイすることもあります。そのような観点からも比較・レビューしていきます。  

ハードウェアはどう違う?性能スペック比較。

まずはゲーム機の性能(パソコンの性能の様なもの)を見ていきましょう。

少々マニアックになるので、分からない方は読み飛ばして頂いて大丈夫です。

結論を先に述べれば「性能で比べればPS4の性能が圧勝」で、それ故にPS4でしか実現できないゲームもあります。しかしながら、「性能の高さ」と「楽しさ」はイコールではないということを忘れてはならない事実です。

型番 PS4 CUH-2200 PS4Pro CUH-7200 Nintendo SwitchHAC-S-KAAAA/HAC-S-KABAA
プロセッサー Single-chip custom processor CPU : x86-64 AMD “Jaguar”, 8 cores GPU : 1.84 TFLOPS, AMD Radeon™ based graphics engine Single-chip custom processor CPU : x86-64 AMD “Jaguar”, 8 cores GPU : 4.20 TFLOPS, AMD Radeon™ based graphics engine ARM Cortex-A57 4コア + ARM Cortex-A53 4コア 1.02GHz
メモリ GDDR5 8GB GDDR5 8GB LPDDR4 4GB
ストレージ 500GB/1TB 1TB/2TB 32GB
ストレージの追加 USB端子による外付け USB端子による外付け microSDカード
光学ドライブ (読み出し専用) BD 6倍速CAV DVD 8倍速CAV BD 6倍速CAV DVD 8倍速CAV なし
入出力 Super-Speed USB (USB 3.1 Gen1) ポート×2 AUXポート×1 Super-Speed USB (USB 3.1 Gen1) ポート×3 AUXポート×1 USB Type-C×1 ドック接続時:USB2.0×2 USB3.0×1
通信 Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T) IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth® 4.0(LE) Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T) IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth® 4.0(LE) 無線LAN(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac準拠)/Bluetooth 4.1 (TVモード時のみ、市販の有線LANアダプターを使用して有線LAN接続も可能)
電源 AC 100V, 50/60Hz AC 100V, 50/60Hz AC 100V, 50/60Hz
消費電力 最大165W 最大300W 5W~16W
動作環境温度 5℃ - 35℃ 5℃ - 35℃ 5℃ - 35℃
AV出力 HDMI®出力端子(HDR出力対応) HDMI®出力端子(4K/HDR出力対応) ドック接続でHDMI出力端子
音声出力 (HDMIより) 光デジタル出力端子 TVモード時にHDMIケーブル経由で出力、本体イヤホン端子
映像出力 最大 1920×1080ピクセル60fps 4K対応 最大 1920×1080ピクセル60fps
サイズ 約265mm×39mm×288mm(幅×高さ×奥行き) (最大突起含まず) 約295mm×55mm×327mm(幅×高さ×奥行き) (最大突起含まず) 縦102mm×横239mmx厚さ13.9mm(Joy-Con取り付け時※) ※アナログスティック先端からZL/ZR突起部分までの最大の厚さは28.4mm
質量 約2.0kg 約3.2kg 約297g (Joy-Con取り付け時:約398g)
液晶 非搭載 非搭載 静電容量方式タッチスクリーン/6.2インチ液晶/1280×720ピクセル

上記でも記した通りPS4の性能が圧勝。特にCPU/GPU、メモリにおいても高性能なものを搭載しており、それに伴って消費電力(車でいう排気量の様なもの)が高い値になっています。例えばfinal fantasyや龍が如くなど、まるで本物の人間や物質がテレビの中に存在するかのような映像を売りにしているゲームはPS4くらいの処理能力がなければ処理できないゲームです。

処理能力の点ではスイッチは不利です。CPU/GPU、メモリの処理能力が高くありません。なぜスイッチがそのような性能で世に出されたかというと、PS4とは目指す方向が違うから。スイッチはTVでのプレイだけでなく、携帯ゲーム機としてもプレイできるようにするため、バッテリーが搭載されています。スマホでも同じですが、機器の処理能力が高くなるとバッテリーの持ち時間は短くなってしまいます。もしスイッチにPS4と同じ処理能力を持たせればバッテリーは1時間も持たないでしょう。

そのため、スイッチには高すぎず低すぎずの処理能力を持たせているのです。しかし実際スイッチをプレイしていても、「PS4と比べて映像が汚い」とか、そういう感情を持ったことはありません。  

映像の綺麗さとゲームとしての楽しさは比例しない

「PS4の方が映像綺麗だしスイッチくそだわ」なんて思ったことはありません。実際、PS4とスイッチ両方を所有していても、よくプレイしているのはPS4よりスイッチの方です。極端なゲームの例で言えば初代マリオは今でもよく遊ばれるゲームでしょう。

初代マリオに綺麗さも何もありませんが、楽しい物は楽しいですよね。

麻雀ゲームでもそうでしょう。ファミコンで発売された平タンな表現でもしっかり楽しめるものです。

よって仕様だけをみて「映像が綺麗だからPS4の方が買いだ。良い選択だ」と考えるべきではないでしょう。 性能についてはPS4の方が高く映像がきれいらしい程度に検討する方が良いでしょう。まあ汚いよりは綺麗方がいいよね程度に。  

本体同梱のコントローラーの数の違い

PS4にはコントローラーが1つ同梱されていますが、スイッチには左右のコントローラーが1セットとしてついており、左右のコントローラーをそれぞれ独立して利用することが出来るため二つ分のコントローラーとして使うことができます。即ち、コントローラーを買い足すことなく二人プレイが可能なのです。 1セットのコントローラを二人分として使えるというのは非常に革新的で、気軽に二人でおすそ分けプレイできるのは、我が家でも楽しませてもらっています。

ただし、一点難点があり、左右それぞれで独立して使うと非常にコントローラーが小さくて使い勝手は良くない印象です。LRボタンの連打がかなり厳しい。 どうしても通常サイズのコントローラーで二人以上でプレイしたいなら、もう1セットのコントローラか、Proコントローラを買い足す必要があると思います。  

スイッチは据え置き機にも携帯ゲーム機にもなる

スイッチは据え置き機、携帯ゲーム機の一台二役が可能です。なので必ずしもテレビを必要としませんしプレイする場所も選びません。テレビをゲームをプレイしようとするとしっかり腰を据えてやる必要がありますが、スイッチは軽い気持ちで寝転がりながらプレイすることも可能です。

うちではテレビがリビングしかないため、ゲームをプレイするのも家族に気を使います。しかしスイッチであればさっとプレイできるのが、私がスイッチを評価しているポイントの一つでもあります。  

発売されるゲームの違い

PS4とスイッチを比較すると上記の「性能」「コントローラー」などを筆頭とする特徴を活かされたソフトが発売されがちである。それぞれの特徴は下記。

PS4ソフトの特徴

・グラフィックが現実と見間違えるほど精細な3D描写をされたソフト

→メタルギアシリーズ、龍が如く、FinalFantasy等

・高容量を必要とするソフト(単体で50GB)

→上記に加え、GTA5等

・映画のような作品

→BioHazard等  

スイッチの特徴

・(当然ながら)マリオなどの任天堂シリーズ

・そこまで精細な3D処理を必要としないソフトが多い

・家族や友達と対戦もしくは協力するイメージのソフト

→マリオやスプラトゥーンなど  

今後は出るソフトが変わってくる?

いままではPS4に対して、任天堂の据え置き機はWiiUというTVと手元画面の2画面構成のゲームでしたがゲームソフトメーカーとしては「1画面で十分なんじゃい」というメーカーが多く、無条件にWiiUではなくPS4で出すメーカーがほとんどでした。なので、PS4の高い処理能力を必要としないゲームまでもがPS4から出されいました。

しかしスイッチが発売されてからは、多くのソフトがPS4とスイッチでの併売をされてきています。ドラクエビルダーズやドラクエ10などがそれにあたると思います。 ですので、これからはPS4の高い処理能力をひつようとしないゲームについてはスイッチからもどんどん発売されていくと思われます。 よって、ここまでの検証をまとめると、特別精細な3D表現をするようなゲームをしたいという要望がなければスイッチを買うほうが良いと良いという答えになります。  

ゲーム以外の使い道の違い

ゲーム以外での使い道の差を見てみましょう。この点では特に強いのはPS4でしょう。特にゲームをしなくても使い倒すことができます。 主な機能としては下記です。

・ブルーレイ、DVDの視聴ができる。

・Youtubeを見ることが出来る

・VOD(huluやnetflix、アマゾンビデオなど)を見ることが出来る

・ネットワーク上にある動画ファイルを再生することが出来る。

・インターネットブラウザが使える(機能は限定的)

など、様々な機能が付いています。うちでも、PS4でゲームをしない時でもYoutubeやVODを垂れ流ししています。これだけでもPS4があってよかったと感じています。  

一方でスイッチにおいてはゲーム以外ではあまり用途はありません

・Youtubeをみる

・ニコニコ動画を見る

スイッチにはディスクが入りませんのでブルーレイなどを見ることもできません。PS4よりもゲーム専用機としてとらえる必要があります。  

まとめ

高精細な3D表現のゲームをやりたくなりそうならPS4

ゲーム以外にもPS4を使いたいならPS4

それ以外はスイッチ

という選び方をされるといいと思います。

WiiUの下りで書いた通り一部を除いたゲームはこれからスイッチでも併売されていくと思われます。

「もしかしたら欲しいゲームがPS4でしか処理できないゲームかも?」という不安があればPS4ですが、そうでなければスイッチを選択されれば良いでしょう。